サプリや食事による犬猫の「がん」対策

癌や腫瘍対策のための犬用療法食

2018年06月18日 19時36分

免疫力をつけるためのサプリメントがあれば、通常の食事として、癌や腫瘍といった病気に対抗するための「犬用療法食」もあります。
 
「犬用療法食」とは、特定の病気や健康状態の犬のために作られたドッグフードのことで、含まれる栄養量やその比率が、臨床試験により導き出され、調整されています。
 
「マクロビオティック」という考え方を、犬用の療法食に活かすことは、人間同様、高齢化が進むペットのために、これからも欠かせないものとなるでしょう。「マクロビオティック」は、「食事法」とも「長寿法」とも呼ばれる、主に豆類、野菜、海藻をベースに作られる食事のことです。もちろんこれは人間のためのものですが、この考え方を犬用にアレンジして作られたのが「犬用療法食」です。
 
「犬用療法食」は、最新の臨床試験により、癌や腫瘍を抑えるために理想的な栄養素が、バランス良く配合されています。
 
  • 高タンパク質
従来のドッグフードでは、牛肉や豚肉が主に使われていました。これは脂質を多く取ることを目的としたものでしたが、動物性脂肪過多になることが問題でした。癌を患っている犬に適した食事では、その中にタンパク質が30から45%の割合で含まれていることが理想とされています。癌対応の犬用療法食では、「高タンパク」が特徴の「鹿肉」も使用することで、バランスを取っています。
 
  • 糖質制限
癌を患っている犬の食事では、糖質を制限する必要があります。糖質は配合において25%以下が理想とされるため、「難消化性でんぷん」のサツマイモを使って糖質を制限しています。
 
  • 高脂質
脂肪は癌を患っている犬にとっては、しっかりと摂取する必要のある成分です。なぜならば、脂肪は癌細胞が利用することのできないエネルギーだからです。脂質の理想的な配合割合は、25%から40%程度とされていますが、犬用療法食では、牛や馬などの動物性脂質とともに、亜麻仁油が配合されています。
 
  • オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、癌を患った犬の食事において、約5%の割合で含まれていることが理想とされています。亜麻仁油は、オメガ3脂肪酸も豊富に含んでいるため、ひじょうに優れた油だと言えます。この他、犬用療法食では青魚などを原材料として使用することで、このオメガ3脂肪酸をバランス良く配合することに成功しました。
 
  • 最高の栄養バランス
「高タンパク」「糖質制限」「高脂質」そして「オメガ3脂肪酸」が、犬用療法食の肝です。更にここに、必須アミノ酸と漢方を中心とした、さまざまな食品が配合されます。
 
癌と戦うために重要だとされる必須アミノ酸「アルギニン」。「アルギニン」には、体内に侵入した細菌や、癌細胞を攻撃する役割があります。「アルギニン」は体内でも生成されますが、高齢化などにより十分な量が確保できないと、免疫力の衰えにつながります。
 
漢方は、「霊芝」「アガリクス」「メシマコブ」などキノコ類のほか、「冬虫夏草」「ウコン」などが配合されています。また、納豆菌や玄米なども配合され、「薬膳」そして高い栄養価を実現しています。
 

癌や腫瘍対策の犬用療法食、サプリメント

大切な家族の一員である犬や猫たち。彼らも年を取ると、人間と同じように病気がちになります。私たち人間と同じように「がん」を発症するペットたちも多く、飼い主である私たちには、それらを予防、また早期に見つけてあげることが求められます。
 
特に高齢になるほど癌を発症しやすくなりますので、そういった犬や猫たちのためには、癌を発症しにくい体作りをしてあげることが大切でしょう。そのためには食事を考えてあげることが有効になります。栄養バランスのとれた食事で、免疫力を維持・増強してあげることが、いつまでも元気な体を維持する上で、とても大切です。
 
獣医さんの考え方、そして臨床試験から導き出された栄養素の配合バランスで、特定の病状にある犬に、病気と戦うための免疫力を与える役割をするのが、サプリメントや犬用療法食の役割です。我々飼い主は、食事を気遣ってあげることと同時に、日頃からスキンシップを大切にして、癌や腫瘍の早期発見に努めたいものです。